☆ ベーゴマ (あらまち蔵屋敷)

子供の頃に「ベーゴマ」や「めんこ」で遊んだ世代って、今の何歳くらいまでの人たちなんだろう・・・。極めてシンプルな遊びの中に、熟練の技や工夫の余地がたくさんあって、手先を使ったり頭を使ったりして、おそらく、子供の時に体験しておくべき大切な何かがいっぱい詰まっているんだと思います。駄菓子屋さんで、知り合いの男の子にコマの回しかたを問われて、何十年振りにひもを巻き付けました。そのコマは無事に回すことが出来たので、男の子に巻き付け方を教えましたが、なかなか難しそうです。

コマとは別にベーゴマも売っていたので、つい懐かしくなり、ヒモとセットで購入しました。忘れかけていた記憶がよみがえり、きちんとひもを巻き付けることが出来ました。今にしてみると、よくまぁ、こんな難しい巻き方が子供達に出来たものだな~と感心してしまいます。ネットで調べると、一番基本的な巻き方は「女巻き」と呼ぶそうです。(写真右:右利きの巻き方)↓
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[動画付き解説サイト]

子供が遊ぶときは夢中ですから、モタモタしてるヤツは文句の一つも言われるので、素早く巻いて、ビュンと勢いよく回さないと飛ばされて負けてしまいます。TVゲームのように、お膳立てされている遊びでは決して得られない大切な体験です。模型だって、たぶんそうなのです。精密なキットを組んで、基本色を塗って終わりというのは、たぶん、基本的な作業ですらないはずです。実物をまねてダウンサイズした模型を作ると言う行為は、ナイフで木を削ったり、粘土をこねたりするところから始めないと、おそらく、最も基礎となる造形力や発想力が付くはずがないのです。

築100年以上の蔵を、そのまま活用した駄菓子屋さんです。市街地中心部の活性化事業として営業されているようです。「あらまち蔵屋敷」と言います。子供達にとっても、明るく清潔だけど味気ないコンビニエンスストアで買うのとは雲泥の違いでしょう。居室だった2階は、見学が可能なようにいつでも開放されています。時には読書会なども開かれるとか・・・。

この蔵は、もともと金物屋さんだったそうですが、作りがハンパではありません。梁の太さは70センチくらいあります。古い農家に見られるような曲がった材木をそのまま使う構造ではなくて、全ての材木がまっすぐに切り出され、ゆがみ無く隙間無くきっちりと組み合わされています。階段もきしみ音一つしません。昭和17年の早稲田大学理工学部入学証が飾ってあり、名前が焼き印された革製の旅行鞄がさりげなくおいてあったりして、まるで、映画のロケーションのようです。かつての城下町とはいえ田舎町の金物屋が、これほどの財を成し、かつ店主が優秀なエリートであったとは驚きです。この建物は、これから100年、200年経ってもこのままでいることでしょう。
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ベーゴマにせよ、蔵屋敷にせよ、本当の本物だけが持つ、時代を超越した価値・・・。模型もそうありたいものです。時間に追われるのではなく、見た目のかっこうよさや受け狙いではなくて、本物の輝きを持った、時代を超越できる作品をただ一つでも良いから残すことが出来たら、どんなに素晴らしいことでしょう。もしかしたら、ガンプラにはその資格がないのかも知れませんね・・・。

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