☆ CROWN MAJESTA V8 (3代目)

機会あって、クラウン・マジェスタV8(3代目)の後部座席に乗せていただきました。

Toyota_Crown_Majesta_S170.jpg

写真はWikipediaから借用

セルシオの後継「LS」がレクサスブランドとなってからは、クラウン・マジェスタが、トヨタの実質的なブラッグシップモデルとなりますが、結論から言えば、この車は、日本車、ひいては日本の社会を端的に表した車なのだな、とつくづく感じました。

これはもう、「善かれ悪しかれ」、あるいは、「好むと好まざるとに関わらず」、そういう事なんだと思うのです。

この車のめざしているところは、ずばり「動いてない時と同じ」事ではないでしょうか。

つまり、
1.無音・無振動であること
2.強い自己主張をしない代わりに、佇まい(たたずまい)としての存在感があること

そもそも、クラウンという車は、敗戦後の日本が憧れたアメリカ社会の象徴である「アメ車の高級感」を強く意識して作られてきた車です。縦目のテールランプ等に良く表れていたように、特にデザイン面ではそうでした。

その一方で、「車づくり」としては、大らかでゆったりという「アメ車」とは、少々異なる方向で進化を遂げてきたとも言えます。

たとえば、この3代目のモデルは、トヨタ伝統のツートンカラーに、押し出し感を控えた「和」風デザインと、いかにも日本らしい佇まいによって、高齢者向けの印象が非常に強いモデルとなっています。

要するに「ジジむさい」わけですが、生きていれば誰もが高齢者になるわけですから、真に高齢者に適した車であるとするならば、存在意義は大いにある事になります。実際、この車が似合う(似合ってしまう)「おとっつぁん連中」は、居るわけです。(ただし、高齢者に適した車というわけではありませんがね・・・。)

そういう意味では、国籍不明のセルシオ(現在のレクサスLSも含む)よりは、よほど、日本文化を象徴する存在だよなぁ・・・と思うわけですね。

住宅じゃあるまいし、動いてなんぼの「車」において、肝心の「ドライビングプレジャー:走る喜び」についてはどうなんよ!というツッコミは、この車に対しては無意味という事なんでしょうナ・・・。

Comment

2010.05.23 Sun 23:50  |  

Ranさん、なるほど、了解しました。

かつての「おやじ臭かった」クラウンに比べ、「ゼロクラウン」と呼ばれた12代目以降やアスリート系は、若向きのデザインに思い切ってシフトさせましたね。

「いつかはクラウン」とあこがれた世代が高齢化し、そこだけをターゲットにしていては先細りするだけという危機感もあったのでしょう。

デザインのみならず、足回りの傾向も変えてきたようですから、だいぶ様変わりしたようです。

いずれにせよ、同じ車名(ブランド)を大切に守り受け継いでいくことは重要ですので、残して欲しいと思いますね。

2010.05.23 Sun 23:38  |  

こんな事を言ったら、日本中の人を敵に回しそうで怖いですが(笑)、RX5さんの「車のいったい「何」を、好きなんだろうか?」に僕は更に「日本人は一体そんな車の何処が好きなんだろうか?」と付け足したいです。

ま、これだけ売れてるメーカーですから、売れる理由があるんでしょうけど…。

いつかRX5さんの視点で、この事についてアップして欲しいな~なんて勝手に希望してます(笑)

ちなみに僕が以前クラウンを買おうとした理由として(どうでもいい話ですが、聞いてやって下さい)、

1.セブンを売るからには、スポーツカー系統は買わない。
2.ワンボックスカーは絶対に欲しくない。
3.車はセダンでないと嫌。
4.セダンであるのなら、国内高級車と言われるクラウンに乗ってみたい

こんな理由からでしょうか…。

「二度と買えない車を売るのだから」と言う気持が強いあまり、「これなら納得の行くであろう」と思った車が「クラウン」に思えた気がします。
僕の場合、走りうんぬんよりも「クラウン・アスリートのデザインが格好いいな」と思ったのが一番の理由ですけど。

  • #-
  • Ran
  • URL

2010.05.23 Sun 20:45  |  

トヨタ車を見ていてつくづく思うのは、いったい、トヨタは「車」が心底好きなんだろうか?という疑問です。

言葉をかえれば、車のいったい「何」を、好きなんだろうかと。

その際たる象徴が「クラウン」なのですよ。

セルシオには、日本を感じさせる何かが希薄ながらも、例えば静粛性や燃費等の性能において世界一を目指し、それを実現させただけの実力があります。(車の魅力そのものはどうかと言うことはさておいてですが・・・)

しかし、クラウンを見ていると、日本人の車に対する見方そのもののを映し出しているようで、ひどく悲しくなります。

車は、動く物体です。それも人間が動かす物体なのです。その「動く」、いや「動かす」という最も核心の部分について、いったいどう考えてるのか、クラウンからは全く伝わってきません。

たぶん、「お座敷」みたいな車なんじゃないでしょうか。だから受ける人には受けるんでしょう。

2010.05.23 Sun 08:47  |  

RX5さんの日記とみぃさんのコメント、なかなか面白く読まさせて頂きました。

>昨今は、どう考えても不釣合いな層にうけてますね

私もそのうちの一人になるところでした(笑)


>この車のめざしているところは、ずばり「動いてない時と同じ」事ではないでしょうか。

確かにそのとおりだと思いますね。


僕個人としては、買える買えないと言う話は抜きにして、セルシオよりはクラウンに乗りたいです。

  • #-
  • Ran
  • URL

2010.05.19 Wed 06:14  |  

クラウンという車は、トヨタそのものだなぁと思います。

レクサスではなく、あくまでも「トヨタのクラウンを」という購買層は無くならないと思います。

その一方で、最近のモデルでは、さすがに年寄り臭いデザインから、もう少し若向きになってきていますね。

ま、値段からしても、全く縁のない車です。

2010.05.17 Mon 20:14  |  いい車でしょ?

走りとかどうでもいい人にとっては(爆)

正直、これで高級車?って思いましたが
昨今は、どう考えても不釣合いな層にうけてますね

何でこんな車を有難がるんだろうな~と
ま、それでこそトヨタの車が持て囃される理由なんでしょうけど
奥田&渡辺経営の負の遺産として語り継がれる車でしょうな

「いつかはクラウン」

いいキャッチコピーだな~
会社の歯車として生きて、順当に出世していって
そこそこ、いい役職に就いた時の切り札的な車でしたな

こいつのお陰で、コンパクトカーから軽自動車まで
み~んな高級志向になって、意味の無い過飾が増えた

今見ると、安っぽい高級感に踊らされてたんだな~と
しみじみ思う車です

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