☆ SPT-ZK-53U ザカール 上腿加工・股関節設置

上腿を大幅にサイズアップします。キットのパーツを心材に用い、プラ板とエポキシパテで盛りつけた後、切削しました。

DSC04705.jpg

下腿とほぼ同等の長さがありますが、足首から下が大きいですから、これでも人体のバランスに比べれば、膝下が異様に長いことになります。ただし、ひざの二重関節部で、もう一工夫バランスを取ることが出来ますから、このくらいで丁度良いでしょう。

切削については、左右対称になるよう、目視で行います。じっくり見比べて違いが分からない所まで精度が確保できれば、模型としては十分です。

さて、今年は、J.J.さんも、キットをベースにして違う機体を造るという作業に着手されたそうです。限りなくフルに近い、セミスクラッチですね。

いろんな事を発見しながら進められるでしょうから、先回りしたような野暮なコメンは、J.J.さんのブログには書かないでおこうと思います。

また、RRM掲示板についても、製作に対する意見や情報の交換はほとんどされないので、私のような書き込みは控えた方がよいのかもしれません。たぶん、ご迷惑なのでしょう。

このブログを読まれているのも、RRM関係者ではJ.J.さんだけでしょうから、ここだけには書いておきます(ごめんなさい)。

と言うことで、スクラッチ作業についてです。

1/20スコープドッグをベースに、1/24ストライクドッグを造るという着眼点そのものは、素晴らしい事だと思います。

そして、初の試みながら、J.J.さんならスマートに作業されると期待しています。是非、そうあって欲しいと思っています。

しかし、試行錯誤が続くようであっても、それはそれで、私がたどってきたのと同じ道を歩むわけですから、共感できる事も多いと思います。

実を言うと、キットの徹底矯正作業や、キットをベースにスクラッチしていくというのは、素材から完全にスクラッチしていくより、はるかに難しいのです。

それはなぜか。

キットのプロポーションやディティールの制約を少なからず受けるからです。出来るだけキットの良いところ、使えるところを活用しつつ、修正を加えていくわけですからね。

どこをどうカットして、幅つめや延長をするか、新造部分のディテールは、現代的な精密キットのそれとどう統一感を持たせるか・・・。かなり、悩ましい問題です。

いっそのこと、プラ板で一から作った方が思い通りに作れる、と思う瞬間があるはずです。

そもそも造形というのは、切って貼って、盛って削って、彫って直して・・・ただそれだけの作業の連続です。どんな超絶な造形も、幼児が砂場でお城を造ったり、紙粘土をこねて動物を作るのと同じ作業の、その延長線上にあるにすぎません。

プラモデルの功罪の「罪」は、そんな当たり前の作業を、最も困難な「スクラッチ」という作業として遠ざけてしまったことでしょう。

どんな作業も、表現したい何かための途中経過として存在するに過ぎません。使える物はキットであろうが粘土であろうが使えばいいのだし、無いものは、素材から作れば良い。ただそれだけのことです。

ところが、そう言いつつ、私は昔のキットを好んで使用しています。

お小遣いを貯めて、やっとの想いでプラモデルを手にした時の、あのころの嬉しさを大事にしたいからです。

これは、先に書いたことと全く矛盾しているようですが、キットの良さを活かしながら、自分ならこうすると手を加えていくところが面白いのです。今時の、何千円もするようなお節介なキットは、あまり好きになれません。作り手の創意工夫を否定しているようなものですからね。

そう言うわけで、j.j.さんの今回の試みに、とても期待しています。現在のモデラーが失ってしまった大切な何かを、取り戻してくださることでしょう。

Comment

2010.01.19 Tue 06:16  |  

Ranさん、意地悪な返事をしてしまい、すみませんでした。m(_ _)m

アクションポーズの第一人者としては、ホビージャパンのスーパーロボット天国を担当された「速水仁司」さんが素晴らしいです。

ただし、彼の作品は、ディフォルメが激しいので、ディフォルメはせずに、あれだけの躍動感を表現できればいいなと思っています。

Ranさんのお気に入りメカは、マスターガンダムやゴッドガンダムなのですね。

私ももっといろんなキャラクターを作りたいと思っていますので、さすがに、もう少し作業スピードを上げないといけないなぁ・・・と実感しています。

マイナー機体ばかりではなく、ガンダム系は、遠くない将来にやってみたいです。

2010.01.19 Tue 00:28  |  

と言うか、動きの感じられるアクションポーズは、やはりアニメモデルの特権!!
しかもそれを表現できるとなると、それはもうRX5さんしか居ません!!

僕としては、いつの日か、RX5さんの超絶マスターガンダム、もしくはゴッドガンダムが見たいな。

…なんて淡い期待をしてます(笑)

実は、他にも「こう言うのが見たい!!」と言うのは山ほどあるんですけどね(笑)

重ね重ねの投稿で、申しわけありませんでした。

  • #mQop/nM.
  • Ran
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2010.01.18 Mon 22:59  |  

>スケールモデラーに戻った方が…

そうおっしゃらず、アニメモデルを作って下さいよ~。
(個人的には戦闘機や戦艦等のスケールモデルも好きなんですどね)

RX5さんの作品は、腕はもちろんの事、写真撮影の技術も取り込んだ、「動」を伝える達人なんですから。
更に言うなれば、プラモと写真を徹底的に追及した作品と言っても過言ではないです。

これからも「動き」を伝える作品を僕は待ってますよ!

僕が知っている限りの話で申し訳ないのですが、RX5さんほどの「動き」が伝わる作品は観た事ないですよ。

  • #mQop/nM.
  • Ran
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  • Edit

2010.01.18 Mon 20:48  |  

Ranさん、想いを伝えてくださいまして、本当にありがとうございます。

趣味ですから、各人がそれぞれのやり方で楽しめれば、それがベストだと思います。メーカー側も、キットを心待ちしているユーザーがいるからこそ、供給する喜びがあるというものでしょう。

>プラモ業界の発展

なるほど、そう言うことならば、模型店の棚が全てガンプラで占拠されてしまう前に、私はスケールモデラーに戻った方が良さそうですね。

2010.01.18 Mon 01:21  |  

割り込み失礼します。
まず初めに申しておきますが、決してお二人の考えを否定する訳ではありません。
1個人としての考え…と言うか思いです。

>プラモデルの功罪の「罪」は、そんな当たり前の作業を、最も困難な「スクラッチ」という作業として遠ざけてしまったことでしょう。

確かに、便利なキットが出た事により、現在のモデラーは何かを失ってしまったのかも知れませんね。
しかし、私みたいな者には、お二人の様な作品は無理。絶対に無理(笑)
「そりゃ、誰だって最初は…」と言う話になりそうですが、小学生の粘土細工が上手い人・下手な人と人それぞれ個人の差がある様に、私には無理です。

だってですよ、あのゼロからの状態で、あのドギルムですよ!!
普通考えられません!!
J.J.さんにしたってそうです。
あの昔のガルバルディがMGになったりと、私にとっては「神」的な存在なのです。

もしも、今のプラモ業界に進化がないままだとしたら…。
きっと、僕はプラモはやっていないと思います。
「キットのまま組んで喜んでる奴なんかモデラーと呼べるか」と言われた事もあります。
でも、ランナーに付いているパーツを1個ずつ組み合わせて完成させた時の喜びは格別なんです。これを見ながら飲むビールが最高に美味いんです。
だから、僕としては、この先も「簡単に格好よく作れるプラモ」は、どんどん発売して欲しいし、上級者の方は上級者の楽しみ方を極めて行って欲しいと思ってます。

僕が願うのはプラモ業界の発展なのです。その為には「誰にでも簡単に格好よくキット」と言うのは必要なんじゃないかな?って思うんです。

僕のプラモ業界に対する夢と言うか希望は、「色んなロボットをキット化して欲しい!」って事です。
ザブングル、バイファム、エウレカ、コードギアス、ダグラム、ボトムズ…等、色んなキットを作りたい!!
そう願ってやみません。


長文かつ、本題と反れた話で申し訳ありません。

  • #mQop/nM.
  • Ran
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2010.01.15 Fri 06:31  |  

J.J.さん、コメントありがとうございます。

今回のJ.J.さんの取組みは、RRMにとって良い刺激になると期待しています。

さて、ver2の腰部側面装甲については、後方スライドより単純な跳ね上げ方式の方が良いと思っていたりしますが、最近のキットのすごさについては理解しているつもりです。、先日、私も、1/48レイズナーを購入したくらいですから、食わず嫌いではないのです。

ただ、忘れてならないのは、すごいのはメーカーであって、モデラーではないということです。

良質な素材が提供されることは喜ばしいことですから、モデラー側としては、それが「役に立つ素材」であれば活用すればいい、ただそれだけのことだと思うのです。

要は、モデラー自身がどんな表現を「成し得たか」が重要であって、どんな素材を用いたかは手段であり、過程に過ぎません。

もちろん、そのための「技術目標」として、スクラッチが出来るとか、スジ彫りが綺麗に出来るとか、個々の課題をクリアしていくステップアップは、当然あると思います。

問題は、その先に何が待っているのか? 自分はどうしたいのかが、きちんとイメージ出来ているかです。

専用機としての恐ろしいほどの「すごみ」だったり、戦士のつかの間の休息だったり、世界観をどう表現するか、その手段の一つ一つが、精密ディティールだったり、ポージングだったり、塗装表現だったり、撮影技術であるということです。

今回のザカールについては、技術的な目標は複数ありますが、最終的に表現したいのはSPTならではのスピード感、特に「V-MAX発動」のスピードと力強さにあります。

2010.01.14 Thu 12:40  |  

そう言われると、さらなるプレッシャーが(笑)

ぼくも昔のキットが大好きです。
子供の頃に、「ここがもうちょっと細ければな~」とか、「ここがこう動けばな~」とか思ってたことを実現させてみたいというのが、根底にあるのかもしれません。

でも、作り手の創意工夫を拒絶するかのような最近のキットもキライじゃないんです。
ホントにすごいんですもん。

なので、昔のキットを作って、最新キットと並べても遜色ないデキにしたいというのが、ぼくの目標になってます。

ぼくがそう思ったきっかけとなったMGザクのVer.2、だまされたと思って組んでみてください。驚きますよ!

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