☆ 獣の奏者エリン 最終回

全50話に渡って放送された「獣の奏者エリン」は、12月26日で完結しました。

DSC04672.jpg

最後をどうまとめるのかに、とても興味がありました。と言うのも、アニメは原作「獣の奏者」の全4巻の内、2巻目までしか扱われていないからです。

実は、原作「獣の奏者」も、当初は2巻までで完結したはずの作品でした。降臨の地「タハイ・アゼ」で、エリンをくわえたリランが空に舞い上がったシーンで物語は終わっています。

しかし、アニメ的には、この終わり方では難しいだろうなとも思っていました。まさか、第3巻目で描かれる「母となったエリンと息子のジェシ」を出してくるとは思いもよりませんでしたね。

さすが、原作者がアニメの監修を行っただけのことはあります。とても上手いまとめ方ですね。(原作者のブログによると、この粋な計らいはアニメスタッフによるものだそうです。)

原作者の上橋さんは、アニメ版「獣の奏者」を21世紀版の「世界名作劇場」に仕上げたかったそうで、そのねらいは見事に完遂されたと思います。

この後の話ですが、熱狂的なファンの要望と、それ以上に、原作者にわき上がってきた「獣の奏者の世界観を完成させたい」という想いにより、第3巻「探求編」・第4巻「完結編」が刊行されています。

そこでは、エリンの母ソヨンが残した謎が全て明らかとなると共に、物語は完全な形で昇華されます。

アニメ版を見逃した方、10話にまとめられた総集編が来年1月9日から放送されます。そしてアニメ版で感動された方は、ぜひぜひ、原作の3,4巻もお読み下さい。

読後は、胸がいっぱいになって、しばし放心状態になってしまうほどですよ。これほど素晴らしい作品はなかなか出会えないでしょう。

なお、エリン役の声優さんに批判が集中していますが、棒読み的な表現もありかなと思います。エリンは母の処刑という事件以来、ずっと続く幸せというものはないのだという虚無感を抱えて生きています。いや、来るべき悲しみに備えて、そう思うようにしているといった方が良いかも知れません。しかし、だからこそ、理不尽なことは断じて許さないと言う強い信念も持っています。

そんなどこか俗世を超越したような孤高の存在に見えるエリンを表現するためには、感情を押し殺したような声の出し方も有りだったのかも知れません。装甲騎兵ボトムズのキリコ役に抜擢された郷田ほずみさんも、最初はそんな感じでしたね。

Comment

(編集・削除用)
管理者にだけ表示を許可

Trackback

URL
http://rx5.blog10.fc2.com/tb.php/1938-dcbf9353
この記事にトラックバック(FC2Blog User)

獣の奏者エリン 第50話 「獣の奏者」(最終話) 感想

獣の奏者エリン 第50話 「獣の奏者」 最終話 『獣の奏者エリン』、最終回です。

  • Little Colors
  • 2009.12.28 17:27

獣の奏者エリン 第50話(終) 「獣の奏者」 【感想】

「あなたのことが知りたくて…ただそれだけで一杯だった」 「わたしはあなたが幸せに生きる姿を…まだ知らない」 「野に還ったあなたがど...

  • 満天の星空の下で
  • 2009.12.28 18:38

獣の奏者エリン 50話レビュー

ちょっと綺麗に纏まりすぎたんじゃないかという気もしますが、まぁおとぎ話としては悪くない感じになったんじゃないかという気がします。エ...

  • Kazu'Sの戯言Blog(新館)
  • 2009.12.30 18:00

カレンダー


03月 | 2017年04月 | 05月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

月別 降順 昇順 年別


最新コメント

カテゴリ

  • 模型等創作(1093)
  • オーディオ・ビジュアル(240)
  • 映画・音楽評(420)
  • 書籍紹介(222)
  • 写真(168)
  • 日曜大工(119)
  • 農と自然(304)
  • 車・バイク(152)
  • プログラミング(13)
  • その他(408)
  • 未分類(0)

最新記事

最新トラックバック

検索フォーム

プロフィール

RX5

Author:RX5
「いつかは・・・」が口癖になっていませんか? その「いつか」は、なかなか来ないものです。まずは、一歩を踏み出しましょう!

リンク

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

カウンター

Copyright © RX5