☆ ミスト

2007年 アメリカ作品
監督・脚本 フランク・ダラボン、原作 スティーヴン・キング

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ハッピーエンドだけが映画ではないので、まさかまさかの衝撃の結末も、そこだけ観れば充分「有り」なんですが、やはりどこか釈然としない・・・。

確かに、主人公は妻のなれ果てた姿を見た後、車のガソリンが切れ、怪物に食い殺されるという最悪の死に方を息子にだけはさえたくないと思えば、あのような行動をとる理由にはなるでしょう。

しかし、やはり「不自然」なのです。どんな状況であっても生き抜いてきた主人公グループが、最後にあのような選択をするとは思えません。今度こそ本当に「絶望的な状況」と言うところまで追い込まれてはいるのですけど、最後の最後まで抵抗するのではないでしょうか・・・?
この部分以外の「心理」の描写が優れているだけにもったいないですね。

なお、この結末は、監督フランク・ダラボンのオリジナルですが、原作者のスティーヴン・キングは、自分の小説よりもこちらの結末の方が気に入ったくらいだそうです。

「SFホラー」なのはあくまでも舞台設定であって、この物語にとっては、敵が怪物であろうがウィルスであろうが何でも良いわけです。だから、「軍の実験で異次元とつながってしまい、霧と共に怪物がやってきた」とさらりと流してしまっているのですが、オイオイ、いくら「人間」がメインテーマだからといって、セリフの2つ3つで片づけちゃうの・・・と少々、消化不良気味。

舞台として、「謎の霧だとか怪物」を用意してしまったのですから、これらについても、もう少し深い意味合いを持たせるべきだと思います。2時間作品なのですから。これでは、客寄せのため?と思われても仕方ありません・・・。

風呂敷を広げるのは簡単ですが、話を収拾させるのはとても難しいのです。

[アマゾン映画評]

Comment

2009.06.17 Wed 19:45  |  

>ハッピーエンドで終わってくれる映画が好きです。

私も賛成です。同じ時間を過ごすなら、最後に楽しい気分になれた方が良いですよね。

改めて考えてみると、皮肉な結末が成立するのは、ブラックユーモアだけなんです。この作品の場合、単に悲惨なだけですから。

>軍の実験で異次元と…

原作小説では、原子力発電所の事故(放射能漏れかな?)という設定だそうです。十分な説明もないまま、異次元というのは、無理がありすぎますよね~。

2009.06.17 Wed 18:27  |  

僕も観ましたよ。最後の結末は「嘘やろ~!!」と愕然としてしまいました。確かにハッピーエンドだけが映画ではないでしょうが、僕個人としてはハッピーエンドで終わってくれる映画が好きです。
それと、このミストの「軍の実験で異次元と…」と言う設定は、もう少しどうにかならないものかと思いました(笑)

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