☆ FLANDRES(フランドル)

2006年カンヌ国際映画祭審査員グランプリ作品。

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村の風景も、砂漠の戦場も、映像はなかなか美しいです。人物のクローズアップも綺麗に録れており、DVD片面一層とは思えない仕上がり。転送レートは最大で8Mbps、音声のビットレートは低く、2チャンネルの194Kバイト程度。

ハリウッド映画とは全く異なり、BGMは全く無いし、セリフも非常に少なく、物語は淡々と進んでいきます。

また、肝心なシーンで物語が急転するため、唐突に感じたりもします。

でも、ある意味、通好みの作品かも知れません。

芸術性を狙っているわけではないことは一目瞭然ですが、「分かりやすい・娯楽として楽しい」だけが映画じゃない、というのは、ヒシヒシと感じます。

こういう表現があっても良いでしょうね。フランス映画らしいです。

BGMや説明調のセリフをいっさい排除し、その代わり、ぬかった地面をグチャグチャ歩く音や、かすかな息づかいが聞き取れるなど、音の面からも虚飾を排除使用とした姿勢がうかがえます。

多くの男性を受け入れてしまうヒロインなのですが、行為中は、ぜんぜん感じてないのが印象的で、まるで「生と死を見つめている」がごとき透明感が、この作品の全てを代弁しているようです。

死にそうなくらい退屈・・・な「田舎」の描写が秀逸。フランスでは農業の評価が高く、憧れの職業だと聞いていたのですが、そうでない風に描けば、やっぱりそうではないんですね~。都会の喧噪も無味乾燥なら、風景が美しいだけの退屈きわまりない田舎もまたどん底ってワケね。

と言うことで、強いメッセージ性を内包しながらも、あくまでも見る側に考えさせるという点で押しつけがましさがないのも美点。

それゆえ、つまらなく感じる人にとっては最悪の映画ですが、万人向けのアクション系ハリウッド映画にうんざりしている人にとっては、新鮮かも知れないですね。

[アマゾン映画評]

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