☆ ここが問題「つくる会」教科書―「つくる会」新版歴史・公民教科書批判

子どもと教科書全国ネット21 (著)

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 新しい歴史をつくる会については語るのもバカらしいくらい、稚拙な考え方しかできない集団であるが、私の地元大田原市の教育委員会が、全国でも珍しく採用しているため、子ども達のことも考えて研究しておかねばならない。

 本書は、一問一答形式で問題点を洗い出しているので読みやすい。

 天皇や戦争などのキーワードや、民衆の苦労などに関する記述のボリュームなどを他の教科書と比較したデータが豊富にのっており、どこが問題点なのか明確にしている。

 つくる会によれば、皇国史観や過去の戦争の正当性の証明、滅私奉公、男らしさ女らしさなどの旧来の価値観、旧来の秩序の復権によって日本人としての誇りを取り戻そうと言うことらしい。

 その反面、都合の悪いことにはほとんど触れていない。

 互いの多様性を認め合うというのは、そんな自分勝手で稚拙な考え方でできるわけがない。社会の秩序を維持すること、主体性を持つこと、他国との交渉力をつけることは、その程度の浅はかな考え方では決して出来ないだろう。 

 アマゾン書評の読者意見に至っては、いまどき「赤化」した連中などと誹謗しており、噴飯物だ。

[アマゾン書評]

☆ ATH-Q64 ベルゼルガ ヒジ関節

写真は、キットのままの肘関節です。

 凝ったバーツ構成の割には、一重間接となっておりあまり曲がりません。しかも、可動部分のスリットが見えてしまいます。(これはしかたのないことではあるのですが・・・)

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とりあえず、内部構造を全部取り払い、二重間接とするために、上腕部を大きく開口します。

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☆ ロフトベッド! (デスク付き)

上の子の小学校入学まで、あと半年になり、荷物部屋と化していた子供部屋を整理しました。

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 田舎なので敷地は広いものの、我が家は、私たち夫婦が20代で建てた小さめな家でして、子供部屋も狭いのです。

 そこで、空間を有効に活用すべく、パイプフレームのロフトベッドを導入しました。

 これは、一番上がベッドになっており、その下の空間には十分な広さの机や、衣装のハンガーがかけられるような可動式パイプが配置されています。

 机はベッドの下になり暗くて狭い感じがしますが、内側ではなく、外側につけることも出来るので、必要に応じてアレンジできます。

 組み立て時間90分ということでしたが、夫婦2人で約2時間程度かけてできあがりました。

 子供ってこういうの喜ぶんですよね・・・って、大人の私たち夫婦ですら、夢があってワクワクしてしまうくらいですから、なかなか優れものの家具です!

 あ、ちなみに左端に写っているドアですが、上の方に円形の窓が見えますね。

 これは、新築後、私が電動ジグソーで丸くくりぬき、パチンコ屋さんでいらなくなったパチンコ用の丸窓をもらってきてはめ込んだ物です。クリアガラスでしたが、中がのぞけないよう、模様の入ったフィルムを張っています。

 これにより、暗くなりがちな廊下も明かりが採れます。

☆ ATH-Q64 ベルゼルガ 左手の加工?

第1関節も取り付けて、握り拳ができあがってきました。

 キットのままだと、人差し指のみ角度が異なるので切り離します。

 また、そのことによって、親指との接合面も加工がしやすくなります。

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この角度から見ると、指の握り具合が良く分かると思います。

 このような握り手を作る場合、エポキシパテなどで大まかにブロックを作り、削りこんで成型していく彫刻のような方法と、プラ板やプラ丸棒などでパーツを作り、ビルドアップしていく方法に大別されます。

 彫刻のような方法は、小スケールモデルに適しています。長所としては、材質が均一で表面処理がしやすい。慣れれば比較的早く作れる。欠点としては、どんなに削りこんでも、回り込んだ部分は造形できない。ことでしょう。

 向こうに見えるヤスリは、平丸のヤスリで、10月24日の補足説明になります。大きめな円を削る場合に適しています。

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☆ ATH-Q64 ベルゼルガ 左手の加工②

今回の写真も分かりやすいように、赤の点線で説明線を入れてあります。(写真を拡大して確認できます。)

 実は、指の付け根は、前回の写真よりも急な角度になるよう、一度剥がして削り直しています。第2、第3関節まで、接着しました。

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いわゆる「正拳突き」の「握り拳状態」の正面からのショットになります。第2関節は急角度になるので、0.3ミリ厚のプラ板を挟んでいます。

親指の付け根も、急な角度になるので、同様に1.2?厚のプラ板を2枚貼り付けています。写真上の方にある金属の物体は、100円ショップで購入した、リューター用の切削ドリルです。

 左は円錐形でギザギザ付き、右は細長い円錐にダイヤモンド粉末をコーティングした物らしいです。う~ん、100円で買えてしまうと言うのも不思議ですね・・・。精度や切れ味は劣るようです。

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☆ ATH-Q64 ベルゼルガ 左手の加工①

1/35ベルゼルガのキットの左手は、2つのパーツから成っています。形状は開き手で、人差し指だけがまっすぐに伸びており、指さすようなポーズとなっています。

 力を込めた「握り拳」状態の手は付属されていませんので、この開き手をベースに、改造していきます。

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まず、2つのパーツを接着します。

 写真を拡大して頂ければ分かりますが、赤い点線で示した部分をカットし、内側に角度をつけて接着します。

 各関節もバラバラにします。精密ノコギリではなく、ニッパーで、ざっくり切り飛ばしてしまいます。

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☆ ATH-Q64 ベルゼルガ ハッチ裏の加工

前下がりのハッチに円筒を取り付けたので、円筒の一部は、ハッチ裏側に飛び出すことになります。

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 そこで、削りとらなければならないわけですが、使用したプラ板が透明プラ板だったので、加工に少々苦労します。(手元には、薄いプラ板としては、透明0.2?しかなかったので・・・)

 というのも、白色プラ板に比べて、透明プラ板は硬く柔軟性が低いので、ニッパーでばきばき切り飛ばしていくと、ヒビが入ってしまいます。

 ニッパーや、丸刃の彫刻刀で慎重に少しずつ切削した後、最後の仕上げには、いわゆる電動リューターで、ハッチ面とツライチになるよう仕上げます。

 私が使っているリューターは、ジョイロボPROという商品で、モーターとチャックが別体の物です。60センチくらいのフレキシブルシャフトでつながれています。

 モーター別なので、手持ち部分は軽いという利点がありますが、反面、フレキシブルシャフトが邪魔なので、一体型が良いか別体型が良いかは、純粋に好みで良いと思います。

 モーター本体には、スライド可変抵抗器の速度調整レバーが付いています。単純なヤスリ掛けならば、定速回転型でも良いかもしれません。

☆ ATH-Q64 ベルゼルガ 首(台座)の現物あわせ加工

円筒の台座を、胸部ハッチに鉛直方向(垂直方向)に取り付けます。

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 このハッチは曲率が部分によって変わるため、開口部が綺麗な楕円にはなりません。

 一円玉をあてがって、おおよそのケガキ(目安のライン)線を入れます。

 ドリルで大まかに開口した後、現物あわせで、少しずつ開口部を広げていきます。

 このとき、模型用の中では大きめな平丸のヤスリを選択すると、曲線に沿って綺麗に切削出来るので便利です。平ヤスリや丸ヤスリでは、一部分だけえぐれてしまい難しいですね。

 ちなみに、右脇の頭部ですが、キットではおでこの部分がかなり平らなので、プラ板とパテで、丸く盛り上げています。とはいえ、デコッパチにならないよう自然な曲率としています。

 頭部、バイザーとも幅を詰め、耳のように見えるバイザー取り付け回転部も厚みを調製し、大きさと形状も整えています。

 バイザー中央部のひょうたん型のレンズ取り付け基部は、前後厚みがあるので、一度カットして薄くしています。また、レンズはクリアパーツ化されていないので、透明プラスティックでレンズを作り、後ほどマウントします。

☆ ATH-Q64 ベルゼルガ・・・首(頭部台座)の加工

先日の胸部ハッチの矯正は、無事うまくいきました。

 大まかに、ヤスリ掛けして、ハッチは開口部無しの面一(ツライチ)状態になりました。

 写真右下の一円玉ですが、首の短径が2?ちょうどと一円玉と同じ大きさなので、一円玉を芯にしてプラ板を巻き、円筒の型枠を作りました。

 この型枠の内部に、0.2ミリ厚のプラ板を筒状にして、3層貼り付けます。巻く方法だと巻き始めが段差になるので、1枚の板を筒にして、3枚接着していくわけです。

 これで、真円の台座が作成できます。

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☆ ATH-Q64 ベルゼルガ プロポーションチェック

AT(アーマードトルーパー:装甲騎兵)というのは、80年代を席巻した「リアルロボットアニメ」路線の中でも、頂点に立つ傑作キャラクターだと思います。

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 新造人間キャシャーンの敵ロボットや、タイムボカンシリーズでユニークなメカを描き、後に機動戦士ガンダムで開花し、偉大な功績を残したキャラクターデザイナーの巨匠「大河原邦夫」氏のメカ設定画はどれも魅力的です。

 その魅力を再現すべく、私は、どちらかというと「設定画原理主義的」な制作をする方なのですが、この設定画がくせ者で、正面図はたいてい地上すれすれからの「アオリ図」になっていて、背面図は頭上後方からの「俯瞰:フカン図」になっているため、プロポーションの算出に苦労します。

 また、「設定画」とイコールであることに価値があるわけではないので、そこは、制作の目標・ねらい所によって、アレンジを加えていく必要はあるわけです。よくよくみると、この二次元デザインは、素直に三次元に起こせないということも実際にありますし・・・。

当時のキットは、完成写真を見ただけで作る気が失せるほど、設定とは異なったプロポーションをしています。 しかし、そこに闘志を燃やしていくのが、まぁ、キャラクターモデラーの性(サガ)でありまして、元もとデキが良いキットを簡単お手軽にパチパチ組んだだけじゃ、あまり面白くないんですね~。

 元もとデキがよい・・・と書きましたが、最新のキットでも、それほど良いとは思えませんけどね・・・。(たいていは、異常に膝下が長く、足がばかでかいですから・・・)

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☆ ATH-Q64 ベルゼルガ、胸部ハッチの修正

胸部の搭乗ハッチです。胴部の左右幅を4?程度詰めたため、あわせてハッチの幅も修正しなければなりません。

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 赤の破線(直線)でカットして詰め、接着し直したのですが、微妙に「山折り」というか「かまぼこ型」になってしまいました。

 平らにするために、裏側左右にある突起に平ヤスリをあてて、中央部を洗濯ばさみで挟むことにより、弱い圧力をかけて矯正しています。赤い矢印方向、つまり谷折り方向に圧力をかけることで、一晩くらいで矯正できるでしょう。

 赤の破線の楕円は、頭部が乗る部分ですが、頭部も手を入れているので、隙間が空いてしまいます。左右幅も変わっていますしね。

 一度プラ板でふさいで、鉛直方向に真円となるよう、再度開口します。
鉛直方向では真円ですが、ハッチは前下がりに斜めになっているために楕円になります。

☆ ATH-Q64 ベルゼルガ!

一月ほどほったらかし状態・・・でしたが、ここ数日、制作に励んでいます。

 装甲騎兵ボトムズ(1983~1984年放送)のクメン編で登場した、ATH-Q64ベルゼルガでごんす。

 この、1/35キットシリーズは、まともに使えるパーツがほとんど無く、かなりの修正を要します。

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☆ FACE / 谷村有美

記事200回記念は、お約束の「谷村有美」! 2ndアルバム「FACE」です。

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1988年発売ということで、写真の有美さんは、当時の二十歳前後のお姿。

 三つ編みお下げが似合う、少女のあどけなさが残っていますね~。

 収録曲の「ガラスの午前4時」は、TBS系TV「ドーナツ6」テーマソングだそうですけど、当時は無名にちかい存在だったようです。

 アマゾンのレビューを読むと、渡辺美里や岡村孝子などと比較されていて、へ~、そんな時代だったんだ~と、懐かしくなっちゃいますけど、結局、彼女たちほどの大ヒット曲には恵まれませんでしたね。

 さすがに、デビューアルバムと比べて歌唱力の方は安定してきてますけど、まだはっきりしたキャラクターが固まっていません。曲の方も特にコレというのが無くて、透明感のある声を活かすべく、物憂げと言うか寂しげな曲に印象が残る程度でしょうか。それでもファンにとっては良いんですけどね・・・。

 一気にブレイクするのは、3枚目の「hear」あたりからです。

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☆ アメリカ一国支配の終焉

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半年ほど前に読んでいた本だが、昨日の「アメリカの行動原理」に関連するので、記述しておく。

 タイトルの「終焉」に期待して読んでみたのだけれど、やはり、「やりたい放題」の米国の覇権はそうそう衰えそうにない。

 最終章は、日本が米国から自立するための記述となっており、21世紀は対アジア戦略が重要で、とりわけ日中連携の時代として締めくくっているが、分かっていても、それはなかなか難しいと思う。

 ま、やはり日本が成すべきは、エネルギー自給しかないでしょう。

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☆ アメリカの行動原理

橋爪 大三郎 (著) PHP新書

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 本書は、講演内容を元に著した本ということなのだが、社会学という一見難しい学問を、その必要性を含めて実に分かりやすく表現している。中学生でも理解できるのではないだろうか。

 その辺は、著者も断っているとおり、荒削りで大筋論だとしても、全体像をとらえることによって、むしろ対象の本質をとらえやすいということはある。

 そもそも、自然科学と違って、仮説の検証が出来ないのが社会学である。経済学などもそうなのだが、過去の事象を後から体系化・理論化するだけでは、実用に供されることはないので、むしろ、実益にかなうというか、今後、どの様な選択をしていけばいいのか、その羅針盤なり一助になるべき「学問」の一つであろう。

 読み物としては面白い・・・というスタンスで眺める分には、良著なのでは。

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☆ 十九夜さま・・・。

農村の風習について書こうとすると、冷静な記述がなかなか出来ない。地方をバカにされるのも癪だけど、かといって、スローライフに代表されるように、田舎暮らし礼賛!みたいなのも、何にも知らないでいい気なもんだ・・・と皮肉の一つも言いたくなる。

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 農村に生まれ、一生涯をその地に留まる事を運命づけられた者にとっては、上記のようなアンビバレントな心情が常に働く。

 今回の話題は「十九夜さま」である。かつて農村には、共同体としての様々な「寄り合い」が存在した。「十九夜さま」は、集落の若妻たちが「安産祈願のために集まって念仏を唱える」宗教的な行事なのだが、残っている地域は希であろう。

 我が集落では、小字(こあざ=集落)単独でつかえる公民館などはないので、各戸が持ち回りで開催場所を提供する。つまり、十数人のご近所の婦人を自宅に招き入れるというわけだ・・・。

 都市生活者にはそれだけでも想像が出来ないだろうが、受け入れ側は、伝統的な手料理を準備しなければならなかった(過去形)。それも、味が濃いの薄いの硬いの柔らかいのと、品評されるのだからたまらない。本来は、若妻の集まりであるはずなのに、非婚者がふえているため若い人はいないし、いても、親世代の方が若い人をかばって出席している場合があるから、若妻なんてのはほとんどいない。

 婦人と言えば、たいていは外部からお嫁さんとして入ってきた人だろうから、大変なカルチャーショックだろう。さすがに、手料理は負担が大きいと言うことから、手作りは、上新粉(米粉)で作ったお団子だけにして、他は市販の茶菓子やお漬け物程度をふるまうよう、10年ほど前に改めた。年4回だった回数も、冬場は止めて3回にしている。

 内容的には、写真にあるような「念仏」を唱えるのが小一時間程度、その後、談笑して解散となる。安産祈願なのに、念仏はなぜか「供養念仏」なのだが、昔は幼くして子供を亡くしたり、死産等の水子供養が大切だったと言うことなのだろう。

 現代社会では、純粋な農村地帯といえども兼業農家がほとんどであり職業も異なるし、集落が結束して事に当たる必然性は全くないはずなのだが、お葬式などは、まだまだ自宅葬が主流であるから、集落内で葬儀があると、男も女も2~3日は協力のために潰れてしまう。

 地域社会のつながり・・・とか、子供は地域社会みんなで育てる・・・と言えば、確かに、理想ではあるのだが、もはや、現代的なライフスタイルと農村の風習には齟齬(そご)が生じていると言わざるを得ない。

 もちろん、人は一人では生きていけない以上、面倒と思っても、何らかの接触があればそれなりに情報も得られるし、子育て等でも助かることも多いのだが、その土地の風習になれるまでは、「なぜ?どうして、今時・・・」と身構えてしまうのが正直なところだろう。

 幸い・・・と言っていいのかどうか分からないけど、全くの町育ちであった妻は、当初から嫌な顔一つせず、(というよりも、そういう物だと受け入れてくれたようだが・・)対応してくれた。ちなみに、親世代は集落のつきあいを引退している。若い人が出席しなければ、何も改革されないままだからと言う理由で・・・。

 もちろん、日本の社会は「村社会」であるので、都市であっても「社宅」などではつきあいが大変だろうし、何も農村だけが特殊なわけではないことは重々承知しているが、田舎ブームの雑誌などを見るにつけ、軽薄きわまりないうわべだけの情報には、やるせない気持ちを抑えられない。

 良し悪し・好き嫌いではなく、私たち日本人と日本の社会が、どこから来てどこに行こうとしているのか、そこを見ていくべきではないかと思う。単に伝統的なものに我々の根源を見いだそうという行為は、あまりにも短絡的、かつ中身のないナショナリズムに通じる、と、私には思えるのだ。

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☆ 子どもたちの8月15日

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戦後60年の節目にあたり、各界著名人が自らの筆で子供時代の戦争体験を収録したもの。

 戦争に係わる記憶の風化は、近年特に言われてきたことでもあり、時宜を得た出版と言えるだろう。

 本人達が述べているように、幼児~小学生頃の記憶であり曖昧な部分があるし、何よりもそれ以前に、戦渦に巻き込まれつつも現在まで生存してこられたこと、あるいは、振り返るのも嫌なほど強烈な体験をしている方は見られないことから、当時の様子をうかがうと言っても、どうしてもフィルターがかかってしまう事は否めない。

 とは言え、当時の子供達には、戦争がどの様に写ったのか、あるいは、この著名人がこのような体験をし、その後の人生につながっているのか・・・など、なかなか参考になる部分はある。

 所詮、体験というものは、他人には実感しようがないわけで、だからこそ、当事者が何を考え、そこにどんな暮らしがあったのかを伝えていくことはとても大切なことだと思う。

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☆ 原子炉を眠らせ、太陽を呼び覚ませ

森永 晴彦 (著) 草思社

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 原子核物理学者として、その道のエキスパートである著者が書いただけに、原子力発電や核融合炉の現状や課題、問題点などについては、素人にも分かりやすく解説されているとは思う。

 タイトルの意味はこうだ。

 今後のエネルギー資源としては太陽電池が有力であり、実用化など不可能な核融合炉の研究に費やされる莫大な費用を、太陽電池生産に回すべきと言うこと。

 また、太陽電池製造にかかるコストのほとんどはシリコンとアルミニウム生産の電力であるが、太陽電池は自ら発電するので、自己増殖が可能であり、増殖の初期段階のスターターとして専用の原子炉を用い、太陽光発電プラントによって自己増殖的に太陽電池が供給されるようになれば、そのとき「原子力」の役目は終わるというのが著者のシナリオ。

 近年、直流送電が見直されていることや、超伝導物質の開発など送電技術の革新が予想されており、また、日射量で発電量が決まってしまうと言う太陽電池の欠点については、得られた電力から水を電気分解し水素を得たり、水力発電とのコンビネーションのために夜間発電に備えて揚水しておく等、確かに、よく練られたプランではあると思う。

 また、世界各国のそれぞれの事情を斟酌しつつ、太陽電池の設置場所としてどのようなところが向いているかについて言及している。

 それにしても、10年前には、太陽電池の変換効率は数パーセントと低く、将来的にも、エネルギー供給の救世主になんてなれないと言われていたのに、技術革新にはめざましいものがあるようだ。(現在実験室レベルで40%! 製品レベルで10~20%とのこと)

 ただ、著者自身も認めているように、原子力関係の記述に比べ、太陽電池への移行については、技術的にはあまり触れられていないのが残念・・・。だから説得力も今ひとつ・・・。

 エネルギー問題については、やはり、国民全体が科学的に正しい見方をしながら大いに議論していくべき性質のものだと思うが、まぁ、日本人って~のは、どうも、その辺が下手だと思う。 

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☆ ONKYO TX-SA 803

10月23日発売となる、ONKYOのAVアンプ「TX-SA803」です。

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ようやく、HDMI端子装備になりました。これまでは最上位級「TX-NA1000」定価なんと63万円!にしか装備されてませんでしたから、普及価格帯にもようやく降りてきたと言った感じでしょうか。

 少々残念なのは、NA1000には装備されている、「コンポジット、コンポーネント、S端子、D端子等アナログ信号のHDMIへのアップコンバート機能」がないこと。

 そのHDMI端子ですが、映像デジタル信号の伝送方式として、今後必須の装備になってくるでしょう。ブルーレィディスク(BD)によるハイビジョンソフトには、コピープロテクションがかけられる事が予定されており、従来のアナログ出力ではダウンコンバート、すなわちハイビジョン本来の精密な映像が出力されないことになりそうです。

 詳しくは[こちらのサイト]が分かりやすいです。
 
 まぁ、アンプの普及機で安心できる製品と言えば、ONKYOかマランツでしょうね~(デノンはよく分かりません)

 ONKYOの音は、刺激に走らない「素直で優しい」音です。人によっては物足りなく感じるかもしれませんが、「2チャンネルアンプ(プリメインアンプ)と聴き比べてください」という宣伝文句は伊達じゃないと思います。

ニュースソース

☆ AQUARIUS / AQUA

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ジャケットを見て、「わっ、色物やん」と一瞬思いつつも、どことなく惹かれるポップなイメージとまとまりの良さに期待しつつ聴いてみました。

 いや~、これ、懐かしい雰囲気のするダンスミュージックです。初期のユーロビートなんかにもちょっと似てるかな・・・と思いきや、バラードがイケてます。カントリーミュージックも取り入れてます・・・と、なんとも充実した内容。

 音楽が本当に好きで、しかも楽しんで作っている。そのことがストレートに伝わってくるし。ルックスもふざけているようで、実はセンスが良い。

 何と言っても曲作りもボーカルも本物志向です。

 北欧出身で、年齢的にも30才前後と、なるほど本格派なんですね~。

 CD添付のライナーノーツや音楽評を読むと、なるほど大絶賛。メインボーカルの紅一点リーナの声が独特・・・なんだけど、バラードでは一転して美しい歌声。ボーカル&ラップのレーディフは、ユーロビートでも良く聞かれる「だみ声」系なんだけど、丁寧な歌い方で、リーナとのコンビネーションが絶妙です。

 いや~、音楽ってホント素敵です。素直に納得させられちゃいますね、こういうアルバムを聴くと!

[アマゾン音楽評] [関連したHP] [関連したBlog]

☆ キンモクセイの香り

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家庭の樹木としては定番中の定番で、しかも、花の香りがとても豊かなので、この時期はどこにいても、このキンモクセイの香りが楽しめます。

 人によっては、トイレの芳香剤を思い出すので・・・という方もいるのですが、その記憶が、何かと強固に結びついて陳腐化してしまう・・というのは、クラシック音楽などでも良くある話で、イメージを悪くしてしまうのは少々残念です。

 私はといえば、視力には自信があるのですが、嗅覚の方はてんでダメなので、これくらい強い香りの方が良いですね。

 キンモクセイの想い出と言えば、学生時代にアルバイトしていた塾に行く時、ふと思い立って胸ポケットに小枝を刺していったことを思いおこします。気どって・・・と言うよりは、何となくそうしてみたかっただけなのですが、芳香剤とは違うほのかな香りを楽しんだものです。

 秋本番を迎える頃、晴れわたった空には、このオレンジ色と豊かな香りがよく似合うと思います。

 写真は、庭に植えてあるキンモクセイです。

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☆ なかがわ水遊園!

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那須高原、那須野ヶ原と言っても、こうも天気が悪いと屋外は今ひとつ・・・ということで、那須野ヶ原扇状地南東端の旧湯津上村(10月1日からは大田原市に合併)に位置する、淡水魚中心の水族館なかがわ水遊園に行ってきました。

 写真は、八景島シーパラダイスにあるのと同様の物を小さくした「水中トンネル」ですが、世界最大の淡水魚、ピラルクやアロワナ類、ユーモラスな顔つきのキャットフィッシュなどが頭上を泳いでいく様は、なかなか見応えがあります。

 時間が合えば、餌付け時のダイナミックな食べっぷりも見られます。

 また、ネコ鮫やナマコなども触ることが出来るので、子供達にも大人気な施設です。夏休みには、魚の夜の生態を観察したりバックヤードツアーも出来る宿泊体験が催されるなど、単なる見せ物から体験型・学習型の企画も用意されています。

たまたま同じ日に訪れた方のブログがありました → [関連したBlog]

 さて、話は変って、ロータリー談義の続きです。
 実は、コーナリングスピードそのものは、7よりも8の方が高いくらいなのです。また、路面に起伏や荒れのある公道においては、タイヤをいかに接地させるかがより重要になってくるため、ロングスパンアームやそれによるジオメトリーの最適化、サスペンションストロークを生かした、いわゆるねばる足が必要となります。

 サーキットやレースシーンでは、コーナー混戦後の脱出とそれに続くストレート加速が勝負の分かれ目になることが多く、ターボパワーや4輪駆動などのトラクション勝負になるので、8はお世辞にも速くはありません。また、7よりもインプレッサやランエボの方が速い場合もあります。

 しかし、コーナリング等、純粋な速さや操舵の素直さ、丁寧な荷重移動等、マツダの目指すスポーツというのは本当に楽しいもので、公道では8の自然吸気ロータリーの適度なパワーと素直な特性や足回りの良さが、また、サーキットでは、7の中間域からでもぐいぐい押してくるトルクフルなパワーや、引き締められた足回り、重心の低さなどが生きてきます。

 今回、妻も7の助手席で「ジェット機加速」を体感したのですが、夫婦共々、「私が悪~ございました~」と言った感じで、公道は安全運転が一番と改めて感じました。7も憧れますが、やはり7はサーキットを走らせてあげたい車ですね。ハンドリングの楽しみからすれば、私には8がちょうど良いと言った感じでした。

 単に所有欲を満たすだけならば、RX-7はもったいない車です。
 そう言う意味でも、エンジニアとして、あるいはラリーやサーキットで様々な車を経験してきた「みぃ」さんが、最後にたどり着いた車がRX-7だったというのは、今回の連休で良く理解できました。

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☆ FD3S 6型と・・・。

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今日の天気は昨日より更に悪く、曇雨天となったため、南が丘牧場とBMWのディーラーを回ったくらいで一日が過ぎてしまいました。

 南が丘牧場は予想どおり混んでましたが、駐車場は待つことなく止められました。
ガンジー牛のソフトクリームを味わい、子供達は、レンタルうさぎとふれあって大喜び・・・。

 寒くなってきたので那須山麓の上には登らず引き返し、年中クリスマス状態のクリスマスグッズ専門店「クリスマスタウン」に寄ってから、幸楽苑で昼食。幸楽苑はチェーン店でありながら、なかなか美味しいラーメン屋さんで、なんと、醤油ラーメンは298円から。オススメは、こってりしょうゆ「旧名称:きでんラーメン」です。

 BMWでは、みぃさんに運転して頂き「525」を試乗しましたが、速度域に応じてステアリングギヤ比が可変する「アクティブステア」は、少々違和感があるとのこと。

 でも、アクセルを踏み込むと、直6は「クロロロロォ~ン」と気持ち良い吹け上がりを示しました。トヨタがいくらレクサスで頑張っても、国内では受けないでしょうね。内装の皮の使い方ひとつとってもそうなのですが、やはり、車としての哲学が違います。

 さて、ロータリー談義の続きです。
 とある場所で、FDの加速&減速を助手席で体験させて頂きました。路面がハーフウェットだったので、全開とまでは行かなかったのですが、まさに、ジェット戦闘機と言った感じです。

 ここで重要なのは加速ではなく「減速」。加速だけならばパワーとタイヤでどうにでもなりますが、確実なブレーキングあってこその「加速&高速走行」なわけです。さらに7は、ロータリーロケットであると同時に、軽量を活かした究極のコーナリングマシンでもあるのです。

 写真は、みぃさんが帰る直前に撮影した物(10月10日)。
並べてみると、実はRX-8(5MTモデル)が一番安いと言う事実・・・(妻のBMWの方が高い。)
 う~ん、中身を考えると、8はバーゲンプライスです。

 つづく・・・。

☆ 7と8! 318もいるよん。

3連休は、ネットお仲間の「みぃ」さんが、昨年秋、今年春に続いて3度目のご来訪となりました!

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 今回は、愛車「RX-7:FD3S」は最終型(6型)のRSで来られたので、7と8のツーショットと相成りました。

 10月も上旬だというのに、日本列島に沿う形で秋雨前線が強固に形成され、3日間ともあいにくの悪天候でありました。栃木県北といえば「那須に塩原」、北西まで足を伸ばせば「日光」もあるというのに、山の上の紅葉を見るには恵まれない天気・・・。

 ということで、今日は、行きつけのマツダディーラーさんにおじゃましたり、買い物をして日中は終わってしまいました。

写真は、スーパーで見かけたビールですが、ビール酵母の系統ナンバー毎にいくつかの種類が飲み比べられると言う商品です。 → [関連したBlog]

 787と言えば! 日本で唯一、ルマン24時間耐久レースの頂点に輝いた、4ローターロータリーの787Bですよ。思わず買ってみました・・・笑:ちなみに美味しかったです。)

 ロータリーエンジンについては、NHK「プロジェクトX」でも取り上げられたので、今では有名となりました。

 ルマンというのは、実は燃費勝負のレースでもあるんですね。4つのローターあわせても、排気量はわずか2.6リッター程度であり、強豪ジャガーやベンツのレシプロが7リッターとか8リッターエンジンを積んでいたことを考えると、驚異的に軽く、ハイパワーでしかも実は燃費も良いんです。

 ただし、レースのレギュレーションによって、エンジン形式等の違いが出にくいよう、イコールコンディションにするための余計な重り(ウェイト)の積載が課されていたわけです。

 というわけで、ロータリーミーティングでもあった今回の連休は、同じ13Bロータリーでも、7の過給型(ツインターボ)と8の自然吸気型の違いを確かめる機会ともなりました。・・・つづく。

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☆ 大型店とまちづくり - 規制進むアメリカ,模索する日本

矢作 弘 (著) 岩波新書

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 郊外型「巨大」店舗の乱立と中心市街地の没落という構図は、「先進国」では共通する課題のようである。

 本書では、「規制緩和と自由」の国と思われがちなアメリカにおいて、実は、大型店によるさまざまな弊害の反省から、住民や行政によって大型店出店規制や都市計画の見直しなどが急速に広がっているのに対し、日本では、ますます、この「焼畑商業」が広まっている現状を対比させている。

 netoさんの指摘にあるように、「ウォルマート」に関する情報がほとんどを占め、かつ「悪者」扱いされているなど、やや情報不足な感は否めない。

 ただし、米国各地や日本での取組事例なども少なからず紹介されているので、その点は評価しても良いかもしれない。

 残念なのは、データがほとんど載せられていないこと。また、都市の形成や商業圏の有り様というものは、交通手段や大量生産・大量消費社会における商品の展開と言った様々な要因が絡んでくるのであって、多角的な視点から見ていかないと、問題点が浮かび上がってこない。

 都市生活者というのは、普段の生活において地方を向いて考える必要性は全くないのだが、地方生活者には、都市と言う物は存在として常に頭の中にある。消費行動や各種の催しなど、都市(町)を切実に必要とするのはむしろ地方生活者であって、そこに至るまでの交通手段は極めて重要だろう。

 従来、アメリカでは、電車が通るようなところは、どんな人間がやってくるか分かったものではないし、スラム化するということで、電車がない場所に「高級住宅街」があった。ところが、最近では、旧市街地の疲弊の反省から、自動車大国アメリカにおいてさえ、LRT(ライトレールトランジェット:低床路面電車)の導入が進んでいるというから、事態は大きく変わってきているのかもしれない。

 アメリカという国は不思議な国で、多様な人種・文化が併存し、自由の国と思われがちなのに、タバコの時もスポーツカーの時も、ダメとなったら徹底的に国を挙げて悪者にしてしまう結束力がある。

 日本は、アメリカでの現象が数年遅れで現れるようなので、おそらく、人口減少時代に突入し、廃墟となった巨大店舗がそちこちで見られるようになれば、ようやく、この問題に真剣に向かわなければならなくなるだろう。

 土地利用や交通行政といった、日本社会の有り様、都市や地方、それぞれの歴史や特徴を活かすような「まちづくり」のコンセンサスが、住民主体の地域の力となって結束されていくかどうかにかかっていると思う。地形が複雑で、人口を支えられるだけの農用地がなく、人口密度が高いこの国で、それがなしえられるのか不安はある。

 また、長距離通勤や、転勤等に、異常なまでに寛大な国民性からしてみても、住民参加型の成熟した地方自治や民主主義が根付くのか、難しい面は多い。

 新書1冊のボリュームに、いろいろ期待するのは酷かもしれないが、この手の問題については、本来、マクロ的な視野と、時系列的かつ詳細な分析が必要である。都市は都市だけの問題ではない。それは、その時代、その社会を映す鏡なのであって、人々がどの様な「世界」を望むかにかかってくるのだ。

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☆ 公式参拝-違憲判決について・・・。

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9月30日のニュースなので時間が経ってしまいました。書こうかどうか迷っていたのですが、書いておきます。

 大阪高等裁判所が、小泉首相の靖国神社参拝に対して違憲判断を下した事、および、当の本人の反応についてです。

 憲法において「政治と宗教の分離」を明記している以上、この判決は、あまりに当たり前すぎて特に話題にするほどのことではありません。

 問題は、小泉首相の発言です。「戦没者に対して追悼の意を表することがなぜ憲法違反になるのか理解できませんね」と言ってますが、こんな人物を一国の首相にしておいて良いはずがありません。

 あまりにも短絡的、あまりにも思慮が無さ過ぎます。まぁ、小泉さんの単純志向は今に始まった訳じゃないですけどね・・・。

 私は、世のため、人のため、日本のため、あるいはアジア全体のためと信じて戦った方々へ、何でもない国民の一人一人が、何らかの意志(追悼なり敬意なり)を表明することまでは否定はしません。(一国の首相の場合、私的と言ってみてもそんなのは通用しません・・・。)

 問題は、国家と靖国が行ってきたこと、戦後も綿々と続けてきた対応などを詳細に調べてみればいろんな事が分かります。

 ヤスクニが戦争推進のための、いわば体制として、いかなる「機能」、いかなる「装置」として組み込まれていたか、あるいは、宗教上の理由などから(例えばキリスト教徒)、軍神としてまつられることを遺族が取り下げようとしても全く耳を貸さなかった対応などから見ても、とても、現在の日本の首相が参拝など出来る場所ではないことは明らかなのです。

 おそらく、この件について、憲法を変えろと言い出す人は今後増えるでしょう。

 でも、史実をよく調べてください。歴史に学んでください。

 宗教が国家権力によって都合良く利用されることの恐ろしさをよく考えてください。

☆ 生物学からのアプローチ

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社会的な現象を、社会学や文化人類学だけから見ていったのではやはり片手落ちになるのではないかと常々思っています。

 neneさんからの話題提供につけたレスですが、せっかくだから記事にしてみました。

 後で整理し直します。↓

 農作物の収量の制限要因の一つには、夜間の温度が高いことによる呼吸損耗があげられます。適温と強い日射、高い二酸化炭素濃度で光合成は促進されるため、多くの作物において、気温は日較差があった方が有利なのです。

 内陸性気候の栃木県では、夜温の高さがネックになっていました。長野県は標高の高さが、新潟県は日本海側気候が、米の収量の高さに結びついています。

 また、肉食の必然性は、植物由来のタンパク質の違い及び降水量に関係します。米と大豆の組み合わせでは、必須アミノ酸がほぼ完全に自給できるので、四つ足動物を食べなくともなんとか生きていけます。それが、日本流の仏教を生み出した要因でもあるのです。
 
 しかし、麦の場合は、どうしても足りないアミノ酸があるので、動物性タンパク質が必要なのです。ですから、キリスト教などでは、食用に供する動物とそうでない生き物を分けることに罪悪感を感じさせないように、神がそれぞれの用途に合わせて生物を作り出したとしているわけです。

 また、アジアモンスーン地域と異なって、降水量の少ない地域では、草原を形成するのがやっとですから、人間が消化できない草のセルロースを、動物を経ることによって、食物に変換させる必要があったのです。

 しかし、日本だって、米が満足に自給できるようになったのは、ほんの数十年前のことであり、米栽培への執念は驚くべきものがありました。それが、熱帯性の作物である稲を、品種改良と栽培技術の向上で、北海道まで北進させたわけです。

 ですから、雑穀や豆類の畑作物も重要な穀類でしたし、ウサギを羽と数えるなど、肉食は現実には行われていました。

 ちなみに、日本食でいう「主食・副食」と言う概念は、他の食文化にはあまりないようです。

 米については、「口中調味」が一つのキーワードになります。

 つづく・・・。

☆ Scene 映像音楽作品集 1992-2001 加古隆

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このアルバムは、「映像音楽」の作曲者として活躍する加古隆の集大成であり、中でも、NHKスペシャル「映像の世紀」の「パリは燃えているか」と「にんげんドキュメント」のテーマ曲「黄昏のワルツ」は、知らぬ者はいないだろう。

 「黄昏のワルツ」は、腹にズシリと響くダブルベース(コントラバスかもしれない?)の弦の響きから始まり、バイオリン(チェロかもしれない?)の悲しげな旋律、ピアノの軽やかだけど寂しげな響きが続いた後、転調し、「人間賛歌的」な希望あふれる曲調に変わっていく・・・。

 BGMと言えば、そのシーン「Scene」の臨場感や、主人公などの心理状況などを音楽によって表現することで、映像を引き立てるわけだが、だからこそややもすると、音楽単体では、ちょっと恥ずかしい大袈裟な曲調のものが多い。

 加古隆の曲も、当然そう言う傾向はあるのだけれど、そんな事はどうでも良いくらい曲自体が素晴らしいので、文句のつけようはない。

 まぁ、四の五の言わずに、このアルバムを聴いて涙しましょう! ってことです

 で、NHKなんですが、やはりドキュメンタリーなどの番組には質の高いものが多いし、放送技術という点では、例えば普通のアナログ放送である「紅白歌合戦」などでも、明らかに、民法の歌謡番組とは音質のレベルが違うという事も経験しています。

 TV放送は、ラジオのFMと同等以上の音質をもっていますので、十分ハイファイたり得る資質はあるんですね。(そうでない放送も多いんですが・・・)

 番組によっては、時には、誇張や歪曲(でっち上げも?)が見られてやり玉に挙げられますが、基本的には、良質の番組を作っていると思います。

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☆ 名車交遊録 上・下巻

1990年に立風書房より刊行された島田 荘司 (著)「名車交遊録」は、ネット上でも希少本扱いとなるなど人気が高かったようですが、加筆されて2005年8月に改定完全版として上・下巻構成で再刊行されました。

 島田氏は自動車評論家ではなく、ミステリー小説等の作家ですが、時には紀行文風に、時には、その車を生み出す歴史的背景や文化論等を交え、名車それぞれの魅力について語っています。外連味の無い文章が好印象です。


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完全改訂版にのみ掲載された短編小説で、巻頭にそれぞれ、上巻「人魚兵器」、下巻「耳の光る児」を収録しています。着想が凝っているというか、なかなか面白いです。

 各車の文章については、著者自身、ポルシェのファンということもあって多少ひいき目な部分がないとは言えませんが、自動車というのは、やはり総合芸術というか、その国の文化を色濃く反映していることを良く表現していると思います。

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日本車としてはR32-GTRとNSXが収録されていますが、さらっと流した程度の紹介になっています。特にNSXについては苦言も少なくありません。

 その他、初代ロードスターについては、下巻の最終話「風と虹の王国」としてかなりのページが割かれています。英国の都市~農村を背景に映した写真は、日本車とは思えないほど溶け込んでいて、いかに、初代ロードスターが偉大な存在であったのかを伺わせます。

 私自身、NA8Cロードスターとは、4年と7万?つきあいましたし、現在はRX-8を所有していますが、マツダのスポーツ哲学はシンプルかつとても分かりやすいと思います。

 これからも、フロントミッドシップFRの車に乗り続けたいと思っていますが、そうなると実際には、BMWかマツダしか選択肢が無いんですよね・・・。

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☆ 特別栽培コシヒカリ収量報告 11.1俵/10a

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農林水産省統計事務所発表によると、今年の栃木県の作況指数は103で、10aあたりの収量が550?(9.2俵)とのこと。ちなみに県北部の指数も103。

 ただし、統計上は、食用となるフルイ目1.7?以上の収量を示すので、当地域で使われている1.85?のフルイとなると、当然それより少なくなるのが現実です。

 で、今年の我が家の「特別栽培米」コシヒカリですが、108aの作付けに対し、1.85?調製後の玄米ベースで6,900?(30?紙袋で230個)。

 実に、10アール当たり639?、米俵にして11.1俵と過去最高となりました。夜温の下がる長野県や新潟県ならいざしらず、栃木県のコシヒカリでこれだけの数量を上げるのはなかなか無いことです。

 しかも、肥料は慣行の半分、農薬は半分以下という「特別栽培農産物に係わる表示ガイドライン」完全準拠ですから・・・。

 どうしてそんなことが可能か? ってことは、また後で解説するとしても、いまどき、流通業界では、特別栽培米は当たり前!なんだそうです。

 無用な流通上の混乱を避けるための「表示ガイドライン」としての意味はあると思いますが、私は、「特別栽培農産物」そのものには、全くと言っていいほど意義を感じていません。

 まぁ、その辺はいずれきちんと書いていきたいと思っています。

 調製作業が終わった本日、新米をいなり寿司にして味わった次第です。

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